糖質制限食をストレスなく続けるコツ

酒好きな人の場合は、お酒の種類さえ選べば晩酌もできますから、糖質制限食を続けるのは難しくないでしょう。

糖質制限食を実践しておられる患者さんのなかでも、酒好きな方々ははとんど離脱することなく糖質制限食を続けておられます。

お酒が飲めない人の場合も、従来のカロリー制限食のような難行苦行ではありませんから、それに比べたらずっと続けやすいと思います。

とまどもっとも、肉や魚を中心としたおかず主体の食事になるので、最初のうちは少し戸惑うかもしれません。それまでひんばんに食べていためん類や井物が食べられなくなり、レパートリーが減るためです。

そんなときは、同じ焼き魚でも食材を変えたり、調理方法を変えたり、味付けを変えたりしてレパートリーを増やすのも1つの方法です。最近ではさまざまな香辛料や調味料が市販されています。

たとえ食材や調理方法が同じでも、香辛料や調味料を変えれば飽きにくくなります。

 

糖質制限OKの食品を上手に取り入れるようにすれば、糖質を控えながらふだんの食生活に近い献立が楽しめると思います。糖尿病や肥満のない人は、スーパー糖質制限食は最初の1〜2週間にして、その後はスタンダードやプチに切り替えるというパターンでもよいと思います。

なぜ最初にスーパー糖質制限食を勧めるかといえば、体質を切り替えるためです。糖質の多い食生活だと、人体のエネルギー源のうち「ブドウ糖→グリコーゲンシステム」ばかりを使うため、もう1 つの「脂肪酸→ケトン体システム」をうまく使えなくなってしまいます。

脂肪が燃えやすい体にするためには、まず最初に糖質をできるだけ控えることが大事なのです。スーパー糖質制限食を最低1週間続けると、体が脂肪をうまく使えるように切り替わっていきます。

そのタイミングで、スタンダードやプチに切り替えます。やはり糖質を食べる分だけ効果は緩やかになりますが、週に1 〜2度くらいなら、普通のお菓子を食べても体庸只を維持することはできます。

また、スーパー糖質制限食を実践中でも、正常人なら、運動量に応じて玄米などの末精製穀物を適量摂るのは構いません。運動量が少ない人は、末精製穀物でも少なめにしておくと、将来の生活習慣病の予防になります。

最近は低糖質のパンなどもありますからそれほどストレスにならないでしょう。

外食時の注意はこちらです。

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